
500Wの赤外線エミッターを使えば、焼成時間を大幅に短縮できます。
ほとんどの蒸気オーブンは対流方式を利用していますが、正直なところ、熱い空気では効率が悪いのです。もし、1分あたりにより多くの製品を処理したいのであれば、空気だけに任せているわけにはいきません。直接、生地にエネルギーを与える必要があります。
そこで役立つのが、500Wの赤外線エミッターです。このランプは、空気を循環させる代わりに、直接生地の表面に熱を与えます。これにより、焼成時間が大幅に短縮されます。
重要なのは熱密度です。
500Wという出力を選んだのは、電力コストを抑えつつ、集中した熱を供給できるからです。もし、これらのエミッターを適切に配置すれば、均一な加熱範囲が得られます。そうすれば、生地が十分に焼けないという問題もなくなります。また、クリスピーな外皮が形成されるのも短時間で済みます。
実際、これらは何でできているのでしょうか?
高純度の石英ガラスを使用しています。なぜかというと、蒸気環境は過酷で、安価なガラスではそのような高温に耐えられないからです。また、500Wの出力も調整されているため、頻繁に使用してもフィラメントがすぐに壊れることはありません。さらに、既存の産業用コントローラーともうまく連携します。
ただし、注意点もあります。この程度の出力は強力すぎる可能性があります。赤外線エネルギーが強すぎるため、もしコンベヤーベルトの速度が遅すぎると、製品の表面が焦げてしまうことがあります。そのため、PIDコントローラーを正しく設定し、コンベヤーベルトの速度に応じて出力を調整する必要があります。
生産量を増やすためのポイント
対流式の設備に赤外線エミッターを追加することで、「滞留時間」、つまり製品の中心部分が十分に温まるまでの時間を短縮できます。これにより、コンベヤーベルトの速度を上げることができます。たとえ焼成時間が10%しか短縮できなくても、1時間あたりに処理できる製品の数は大幅に増えます。これは、新しいオーブンを購入したり、工場のレイアウトを変更したりすることなく、生産能力を向上させる簡単な方法です。